ビーチサッカー日本代表帰国&骨折してなおプレーした山内選手のコメント
ワールドカップ・ベスト8になったビーチサッカー日本代表が帰国しました。みんな自分の荷物や監督は自分でボールを運ぶ中、最後に出てきたのは日本のエースストライカー山内選手。骨折しながらもプレーし続ける姿に、他の肉離れした選手も「この程度では何も言えない」と奮い立たされたと語ってくれました。
選手生命などを考えると、果たしてそこまでしてもやるのがよかったのか賛否両論あってもおかしくないと思います。もちろん時間の限定だったりドクターの判断もあったのでしょう。ともあれ、山内選手のそんな姿勢が「チームがまた一丸となった」(前園選手)とみんなを奮い立たせ、約2週間で7試合という厳しいスケジュールに立ち向かわせたのだと思います。
「初戦のスペイン戦、第2ピリオドの途中で(骨折を)やっちゃっいました。でもやめるわけにはいかないから、そのままやって、最後PKも蹴るかって言われて、ここで壊れてもいいって蹴って。でも蹴った後、めっちゃ痛くて。列に戻った後に座りたいと思ったけど、雰囲気的に座ることができなくて、痛いっていいながら立ってました。その日の夜に日本代表のドクターに現地の医者に連れていってもらって、そこでギブスを巻かれて。それでも次の日は大事な一戦だったのでドクターに頼んでギブスを割ってもらって。痛み止めの注射はトータルで5本ぐらい打ちました。そうやって頑張ったんですけど、自分としては何もしていない感じなんですよ。自分はお荷物でしたね。チームとしてはすごくよかったけど。もちろんチームとしては満足じゃないし、悔いが残らないというわけじゃなかったんですけど、いい結果は残したと思います。自分がポルトガル戦で点を取りたかったんですけど、結果につながらなかったですね。まだまだです。全治は1カ月と言われてますけど、また24日に検査します。1カ月は仕事できないので遊びますよ(笑)。今回は夢の世界でした。ラモスさんと前園さんがいて、一つになってアジアでチャンピオンになって、ワールドカップに出て世界でベスト8でしたからね。本当にうれしかったです。ラモスさんと前園さんの力を借りて今回は注目していただいたので、ここからは自分たちの力でやっていくしかないので、どうにかビーチサッカーを盛り上げていきたいと思っています」(山内選手)