ビーチについてもう少し
ビーチサッカー日本代表発表記事の見出しは、ほぼ「ラモスが浦和監督に立候補」という形になって報道されたわけですが、その実、「前園選手が選出される」「前園選手が副将に」「前回ラモス監督の時はベスト4」「岡田監督より先」「東京Vとは今後かかわらない予定」という内容も盛り込まれていました。
当日の会見では「前回大会でなぜベスト4になったときの戦術」「今回の大会での戦術と注意点」など、サッカー的な要素ももちろん盛り込まれていたのですが、残念ながらマニアックすぎてスポーツ新聞の紙面を飾ることはありませんでした。専門誌もどう扱っていいのか、方針が決まっていないようです。
戦術については、これから予選を戦うので詳しくかけないものの、前回ラモス監督が率いたときの戦術をベースに改良を加えています。会見ではごく短くしか触れなかったのですが、工夫によってスピードも上がっています。また注意点はポルトガル遠征でも失点のほとんどがその注意点を守れなかったからということで、完成度は上がっているようです。
ただし、ポルトガル遠征からドバイへの出発まで各自で練習しているため、ラモス監督が渡していたメニューを個人でどこまでやっているかというのがポイントになります。また、アジア予選に出場する国が一カ国まだ態度を決めていないようなので、現地に入ってからの情報収集が重要になりそうです。もっとも現在判明している対戦相手のビデオもないみたいなので、情報収集力については不安が残ります。
また、予選と本大会はレギュレーションが違い、予選はベンチ入りが10人、本大会は12人となります。多くの選手を使おうとしている日本にとって、その2人の差は残りの選手の奮闘で埋めなければなりません。数々の条件を日本はどうやってクリアするのでしょうか。考えただけでもわくわくします。というのは楽観的すぎるのかな。