ビーチサッカー日本代表発表
10月7日からポルトガル遠征に行くビーチサッカー日本代表のメンバーが発表されました。フィールドプレーヤー10人GK2人とずいぶん人数が絞り込まれているため、意外な選手が落選していたりするのですが、選出された中で目を引くのはやはり前園真聖選手がメンバー入りしたことです。
8月の合宿では最終日にゲストとして来た前園選手に対してラモス監督はちゃんとなじめるように、次第に出場時間を延ばしてプレーさせました。最初は芝と砂の違いに戸惑っていた前園選手でしたが、次第に判断の速さと足腰の抜群の安定度を発揮。最後はこぼれ球を蹴り込んでゴールも奪っています。
9月の合宿では選手として招集され、ラモス監督は守りの中心選手である牧野選手にマークさせます。前園選手はまだまだ慣れているとは言えない部分があったものの、リズムの変化をうまく作り出し、初日の紅白戦では見事なポストから尾田選手の先制点をアシストしました。
(前園選手1人を取っても、ラモス監督は選手の全力を引き出すいろんな策を持っていて、それを観察するのは楽しいのですが、そこ話はまた別の機会に)
若林選手が初めて前園選手と話をした感想を「あれだけの人なのに自分と同じ目線で話してくれた」と感激しながら話してくれていました。何より前園選手は青いユニフォームを着ることをとても喜び、そしてそれを体現してくれています。
前園選手の参加は話題性がありますが、決して話題先行ではありません。
こうやって注目されている間に国内でレベルの高い試合が見られたり、実際にビーチサッカーが経験できればもっと人気が出るのでしょうけれど。