知らない町にただ一人
いろいろありまして、
ソウルまっただ中、一人でたたずんでいます。
現在午前4時。
さっき後ろをつけてきた人がいました。
細い路地に入って、
わずかに歩くペースを上げ下げしながら、
マジで着いてきてるのか判断しようと思ったら、
これが本気。
ヤバ!
でもダッシュると、たちまち追いつかれそう。
だってこっちはコートまで着て汗だく。
で、徐々にペースを上げ、最後にダッシュかまして
明るい公衆トイレへ。
中で地図を見てどこにいるか確認して、
でも財布の中には3000円ぐらい。
これじゃホテルにも入れない。
旅館だ!
でも日本語も英語も通じない可能性が高いって
ガイドブックに書いてある。
ピンチ。このまま公衆トイレで一晩か。
おいぃ、誰かノックしてるよ。
歩こう。人生歩いていくんだよ。
一日一歩。三日で散歩。散歩したからIKKOさんがいる。
いつのまにか繁華街。IKKOさんがやたらいて、BBクリームを宣伝している。
サウナ発見!
受付のおばちゃんが爆睡中。
「オモニ! オモニ!」
反応がない。入って良さそうだけど、もし捕まったら帰国どころじゃなさそう。
出て歩く。
何もない。まいった。日が明けた。
オモニを起こすことにした。オモニは起きた。別の人が起こしてくれた。
ありがとう、別の人。
寝ます。風呂も入ります。汗かいて臭いです。