勝ったら勝ったでバタバタに

またも3時にスケジュールが確定。変更なし。
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オーストラリア戦は試合開始10分前でもがらがら。しかも来ている観客の多くはキューウェルのファン。今日もまた元気に協会のひもを飛び越えて、観客たちはモニターがある記者席にドンドン入ってくる。一時は周りを囲まれ、オーストラリアの応援を聞かされた。なんで知ってるのかね。そのまま四面楚歌状態で試合を見る。延長直前に前の席から湯浅さんが選手名の確認に来たので、「後ろから揉めてる声が聞こえたら、参加しに来てくださいね」と言うと、「まかしとけ!」と力強いお言葉。

そういえば2006年のオーストラリア戦は、試合後にサポーターからビール瓶を投げつけられたりした。「今度はオレが投げ……」と言ってたら、周りからマジで止められてしまった。

ところで、日本がオーストラリアにPK戦で勝ち、準決勝に駒を進めたことで、にわかに活気づいたサイトがある。各航空会社のホームページだ。というのも、これでやっと残りの行動が決定できるからだ。ハノイで準決勝を戦った後は、その結果が勝ちでも負けでも、次の移動先がインドネシアになる。決勝はジャカルタで、3位決定戦はパレンバンで開催されるのだ。

ところが、ここハノイからインドネシアというのはとてもアクセスが悪い。ベトナム航空を使っても、ハノイからホーチーミンに出て、ホーチーミンからジャカルタ行きに乗換える。日本までのチケットを持っているタイ航空は、一度バンコクに出て、そこからジャカルタ行きを待つことになる。どの航空会社を使っても、不思議なくらいこれが全然接続していない。タイ航空ではハノイを11時過ぎにハノイを出て14時すぎにバンコク到着。そして接続が8時。20時じゃないんです。翌日の8時。マレーシア航空でクアラルンプール経由ジャカルタ行きがあったものの、たちまち座席数が減っている。しかも片道7万円! こりゃ高い。

イヤな予感がして別のサイトを見る。まずはジャカルタからの帰りを押さえないと、とんでもないことになりそうだ。やはり危ないことになっていた。10日も前だというのに割引チケットに廻る分が終わりかけている。これは取り急ぎ正規料金でもいいから席を確保しないと日本に帰れない。ということで、まず安全なタイ航空の席を確保。705USD。高過ぎ! だけどこれで乗り継ぎもタイ航空だからどうにかできそうだ。

あとはジャカルタに行くだけだ。日本代表も26日は移動だけで終わりそうだから、最悪のケースとしてどこかの空港で夜を明かして翌日の練習に間に合えばいい。そう考えていたらカメラマンの六川さんからステキな航空会社を教えてもらった。マレーシアを本拠とするエアーアジアだ。これがべらぼうに安い。ただし、飛ばなくても保証は料金が返金されるだけ。荷物は15キロまでで、あとは追加料金が必要になる。飲み物や食事は提供されない。大会のパンフレットなど重い本を持っているので、どう考えても15キロはオーバーしてるが、値段を見るとやはりここが一番良さそうだ。

バンコク16時55分発クアラルンプール20時着が3,599タイバーツ、クアラルンプール21時25分発ジャカルタ22時25分着が280マレーシアリンギ。これがいくらかというと、クアラルンプールまでが約13,000円、ジャカルタまでが約1万円。つまり帰りの運賃の1/3だ。超過料金を取られてもこれなら大丈夫だろう。

もっと恐ろしいことに気付く。万が一、日本が3位決定戦に回ってしまったら、会場のパレンバンはジャカルタからさらに飛行機で移動しなければならない。しかもホテルは2つか3つしかないと電通の知り合いが教えてくれた。試合当日にジャカルタまで戻ってくる手段もなく、こちらも空港のロビーで徹夜するしかない可能性も。頼むから3位決定戦は止めてくれ、オシム監督。

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