メディアマッチで見たサッカー選手がどれくらいぼろぼろになっているかということ

17時からのトレーニングの後、日本メディアチームvsAFC・ベトナム協会戦。カメラマンたちの燃え方が違う。
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12時15分からオーストラリアサッカー協会の仕切りで記者会見があった。独自に会見を開くと言うところがオーストラリアサッカー協会のしっかりとした体制を表している。

単独協会の仕切りということで、アロイージとケーヒルの後ろにあるボードにはいつものACLのスポンサーとは違うロゴが輝いている。広報もカンタス航空のロゴが思い切り入ったポロシャツを着ている。だけどカメラマンも大したもので、出きる限り横からとって、背面のボードを入れないようにしている。そちらのほうが、スポンサーのしがらみなくいろんなところに売れるからだろう。

会見が始まって目立ったのはカメラマンだった。選手が応えている間にもどんどんフラッシュがたかれる。広報が注意する。だけどどんどんシャッターが落ちる。シャッター音で声が聞こえない。それも広報が注意する。カメラマンは関係なくシャッターを切る。どうも日本やベトナムのカメラマンは広報の英語が分からずにシャッターを押しているようだ。フラッシュのときは周りのカメラマンが注意していたが、さすがにカメラマン同士でシャッターを押すなとは言いにくいのだろう。広報が「こいつら仕方ないな」という感じで首をすくめた。

会見後、タクシーを待っていた。1台来たので自分たちより前に待っていた日本人記者に「どうぞ」と声を掛ける。その記者は答えずタクシーに向かった。彼の横をベトナム人記者が歩く。すると記者は、いきなりベトナム人記者が背負っていたバッグをつかんで、ぐいと自分の後ろに引っ張った。よろけるベトナム人記者。記者はさっさとタクシーに乗ってしまった。ベトナム人記者はかなり戸惑いながらタクシーの横を通り過ぎた。

こう書くと、すごく傲慢な記者に思えるかもしれない。でもいつもの彼はとても親切で社交的だ。知らず知らず、次第にストレスが積み重なっているのかもしれない。

さて、この日の練習取材はソコソコにしていたメディアもいた。連取後に日本のメディアvsベトナムサッカー協会のプレスマッチがあったのだ。日本側には松木さんも参加した。松木さんから「プレーしないの?」と言われて水が溜まっているひざを見せたら、松木さんも同じ状態だった。さらに松木さんはガングリオンで左の足首がゴルフボール状になっていた。

プレスマッチを見ていたかったけれど、この日帰る予定の人がホテルにいたので見送りにいくことにする。ビールと水を大量に残してくれた。「魂は置いていくよ」という言葉とともに。

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