スフィアリーグ

スフィアリーグ5thステージ、有明コロシアム、14時開場、21時30分過ぎ終了。
この大会の総括は、近日中にアップされるだろう、ストライカーDXの座談会にて。ここでは話し忘れたことを。
アサイRRコーチのハットさんが12月か1月に本を出すそうだ。内容は浮き球を使ったテクニック。かなり楽しそう。
アサイRRの山口選手は立ち足である右足がテープでグルグル巻き。本人曰く疲労がたまってむくんでいるということだった。アサイはキックインからニアの選手がスルーして後ろから走り込んだ選手がシュートするという形を持っていたが不発。グッドウィルの選手はお姉さまモデル系の、体格のいい選手が揃っている。体格がいいというのは悪い意味じゃなくて、身長があるということ。女性に対する表現は言葉選びが難しい。そう言えば、会場にゲートフラッグで「戦え!○○」というのが出ていたが、これに違和感を感じる僕はジェンダーフリーじゃないのだろうか。
ドリームの宇津木選手は足首の不安はないものの、会場が寒くて腰が痛くなってきたといっていた。ドリームは高本選手と宇津木選手のホットラインが素晴らしい。高本選手のトラップは輝いて見える。
カレッツァは相当気合いが入っていた分、ちょっと前のめりになり過ぎて勝利を逃した。小島選手は「空回りしてしまいました」。ゴレイロの赤坂選手が好プレーを連発していたのだが、シュートを斜め前に弾くという、これまた好調なGKがよくやるミス(ちょっと厳しいけどミスと表現しておく)で決勝点を奪われた。ところでこの赤坂選手の成長ぶりが楽しい。毎回課題を克服してきている。やはり芸能人になろうって子は、どんなことでも吸収してしまうハートを持っているのだろう。カレッツァ全体で考えると、ゴレイロがボールを取ってからどう組み立てるかという課題が明らかになった。だが、彼女たちは4thのドリーム戦で素晴らしい戦いを見せており、同じような気持ちで目の前の相手と戦うだけで優勝の可能性が高くなるというのにもったいない。ファンタジスタの大竹監督が「一番警戒しているのはカレッツァ」と大会前に教えてくれたが、今回もまた実力を発揮出来なかった。
ザナドゥはホリダシモノと名乗っていた頃から比べると、大きな変質を果たした。2005年の8月までは1勝を挙げる事が目標だったのがウソのようだ。松本選手の存在が大きいと思う。某チームの某選手と話していたら、「昨日U-21代表の試合を観ていたけど、日本のFWも彼女ぐらい動けばいいのに」という厳しい意見が出てきた。
四谷の佐藤選手はケガで本来の動きが出来なかった。彼女が攻守に活躍しなければ四谷の勝ち抜きは難しい。
本命視されていたファンタジスタは、やはり個々の選手の成長がとても早い。というか、本当に身長も伸びていた。顔つきもしっかりしていたりして、これは教えるほうも楽しいだろう。昔の木村選手が1人で引っ張っていた頃よりも、全体のレベルが上がった楽しいフットサルをみせてくれる。
さて、ガッタス。前回はケガで練習不足のまま大会に臨んだ辻選手だったが、今回は最初からちょっと表情が明るかった。選手2人がこの大会で終わりということでチームの結束力も上がっていたのだろう。最初のPKをストップした時点でノリノリ、彼女の本来のカンのよさを十分に発揮出来た大会となった。だからこそPK戦で入れられた後、サポーターはすぐ彼女の名前のコールをして盛り上げたほうがいいと思う。藤本選手はキレキレ。テクニックが優れていたりとか、体格に恵まれていたりということではないが、筋肉のスピードと相手の考えを読むスピードという瞬発力がずば抜けている。あとは前に行こうという姿勢が彼女に数多くのチャンスをもたらした。石川選手はいつもと同じように、絶妙の気の使い方をコート内で見せた。ぽっかり空きそうになった場所を人よりも先に読んで埋める。性格のよさが出ていた。前回大会で持ち前の思いきりのよさとシュート力を見せてくれた柴田選手は、今回は残念ながら出場時間が短過ぎた。状況を考えて譲った部分もあるのだろう。カントリー娘。の3人、里田選手は、珍しく必要以上に前のめり。だけど歌の残りのメンバーがいなくなるということで、感情が高ぶっても仕方がないシチュエーションだった。「今日は自分を押さえられない」と上気して語っていた。あさみ選手は相変わらずボールが足に吸い付く。ずっとフットサルは続けます、と言っていた。彼女はさらに上手くなるだろう。もっとも練習熱心だったみうな選手は、自分の持てる力をしっかり出せたと思う。引っ込み思案だったという彼女がフットサルを通じて次第に自分の感情を表に出すようになってきたのを見てきた。新がしっかりしている子なので、これからもきっとどこかでフットサルを続けてくれるはずだ。吉澤選手があまり活躍出来なかった大会だった。ハーフラインぐらいからプレーをスタートしていては、彼女の攻撃面のよさは出難い。相手もそれを読んで、彼女を後ろに張り付けようとする。同じくハーフラインからスタートすることになる是永選手も苦しかった。彼女はスピードがあるので2一目まではかわせる。だが3人目の時点で引っかかる。ちょっと前まではもう少し強引に無情なシュートを打っていたが、あの反則のような姿を思い出したほうがいいだろう。突破する時に、つい左にばかり抜けてしまって、ちゃんとシュートが打てないという点も目立った。
斉藤さんは今回もちゃんと来ていた。ガッタスの第1試合から泣き続け。総合優勝をかけた決勝戦の前にはスタッフで泣いている人もいた。
この大会でガッタスの年内の活動はほぼ終了。メンバーは今年だけで斉藤さん、紺野さん、あさみさん、みうなさんが抜けて7人となる。このままでは来シーズンのスフィアリーグ参戦は厳しい。事務所がどうするのか、ファンはとても心配しているようだ。だからこそ、表彰式で来年の予定が発表されなかった時、ブーイングに似た声が上がったのだろう。負けたままにしておく、というのも彼女たちの価値を下げると思うのだが、今後の動向には注目しておいたほうが良さそうだ。
大会後、0時30分過ぎまで五反田で座談会。出席者の岡田さんの、チームを思う純粋な心にちょっとジーンとした。親心、とでも言うべきか。コロシアムに来るとそんな純な心を、自分のチームだけじゃなくてアイドルみんなに向けている人たちの姿が見られる。それって近ごろのスタジアムで忘れられがちなことかもしれない。

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