清水?川崎

Ｊ１第32節、日本平スタジアム、15時キックオフ。
マルコンに変わって西山選手が出場した左サイドを、清水が狙った。中村選手、谷口選手もサイドに流れて西山選手をフォローするが、西山選手の守りに対すると藤本選手の攻撃のほうが一枚上手。ずるずると西山選手が下るところを狙い、先制点を藤本選手が挙げる。
かつての清水同様、ここでホームチームの攻め足が鈍った。おかげて川崎は目を覚ます。飛び出した中村選手が鳥栖戦のようなミドルシュート。もっとも、鳥栖戦でもそうだったが無理矢理力一杯足を振り抜いている。もうちょっと体調がいい時なら、もっと軽く当てるところだが、やはり疲労がたまっているのだろう。
後半、清水が試合巧者ぶりを発揮した。プレッシャーをかけ、川崎がひるむとその時間を使って疲労回復する。それでも清水が２点目を挙げると川崎も直後に西山選手のクロスに谷口選手が飛び込み追いついたところは、流石に優勝戦線に残ったチームだ。
勝負は清水が３点目のＰＫを奪ったところでついていた。清水はさらに４点目でダメを押し、終了間際に川崎が意地のゴールを挙げたもののホームチームのいいところがしっかり出た。川崎が見直さなければならないのは、この日も主力２人が出場停止になっているという事実からも分かるように、守備の際の反則をしない守り方だ。これほどイエローが多いというのは、あながちレフェリングのためとばかりは言えない。特にセットプレーの守りで抱きつき過ぎだ。この日の警告で森選手ははやばやと今シーズンの出番が終わってしまった。
清水が今後チームを熟成するにはトップの組み合せをどう考えるかだろう。矢島選手は今回見られなかったが、前回とても楽しそうな選手だということが分かったので、今後チェックしてみよう。
家に帰って、一緒に行ったR嬢からもらった柿を食べる。日本平ではあまりに人が多過ぎて静岡おでんが食べられなかったけれど、この果物でかなり元気になった。

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