代表発表
14時予定の会見は10分遅れ。最初に田嶋専務理事から日程についてオシム監督に迷惑をかけたと言う謝罪の言葉。オシム監督は一言だけ。田嶋専務から13人の発表。その後の質疑応答の抜粋はいろんなところに書かれているとおりだが、ただし、どれも「抜粋」である。記者会見に集まった記者はほとんどが「オシムの言葉」=「ウィットに飛んだ人をにやりとさせるようなセリフ」を期待していたと思う。監督が変わったばかりでまだハネムーン状態だと、監督が一言言うだけで過剰なまでに笑う人がいることからそう感じた。だが、実際の監督はA3や海外遠征など日程の重複から選手を選べなかったということを強調し、また、対戦相手のトリニダード・トバコが強いチームであることも挙げ、勝敗が自分のせいでないと強く匂わせたがっていたと思った。よほどプレスとの関係でひどい目に遭ってきたのか、前回の就任会見と今日の会見では神経質すぎるのではないかと思う態度でもあった。報道陣が一様に好意的に書いているのは、やはりまだハネムーンなんだろう。あるいは協会からの無言のプレッシャーか。