「僕は偽善者でもいい…Jリーグコーチ・宮原裕司が発達障害の子供たちに託した夢」掲載

「みんなのごはん」様に「僕は偽善者でもいい…Jリーグコーチ・宮原裕司が発達障害の子供たちに託した夢」が掲載されました。

「これまでのサッカー人生の中で一番苦しかったときは……2002年ですね。名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)で契約満了、つまり戦力外になったんですよ。でも、アビスパ福岡に入団できるという話をいただいたんです。

それで年明けに福岡へ行ったら、「まだ経営的にちょっと厳しいので、今から金額を決めさせてくれ」と言われて、練習生ということになったんです。

練習に入って3日目かな、第五中足骨を折ってしまって。半年間、アビスパの寮には住まわせていただいたんですけど無給の状態で、先もわからないまま4カ月ぐらいリハビリをやりました。

名古屋で戦力外になったのはプロとして初めてのことでしたし、「この先どうなるんだろう」と思っていた矢先のケガだったんで、「復帰してピッチに戻れるんだろうか」「契約できるんだろうか」と、いろんな不安の中でやってたんです。

そのときは将来が見えませんでした。今思うとまだ若かったんで何でもできるんですけどね。……