「マッチコミッショナーの仕事とは?……現役の奥谷彰男が語る102分の1の名誉と重責」公開

「J論プレミアム」様で「マッチコミッショナーの仕事とは?……現役の奥谷彰男が語る102分の1の名誉と重責」が公開されました。

「私がレフェリーを引退したのは2010年ですね。最終節の一つ前が万博記念公園競技場、最終節は長居競技場でした。

もちろん選手による胴上げはなかったんですけど、万博のときには遠藤保仁さんが握手してくれて「お疲れ様でした」って言ってくれて、最終節のC大阪vs磐田のときはベンチにいた川口能活さんがわざわざ来てくれて、「長い間お疲れ様でした」って握手してくれました。そういう気持ちのある選手っていうのは、ちゃんと覚えていてくれてリスペクトしてくれましたね。今はそれが観客の方にも広がっていて本当にうれしいですね。

僕は大阪の府立高校の一選手でした。教員になろうと思って日本体育大学に入ったんですけど、競技者としても頑張りたいという思いを持ってたんです。ところが他の選手とのあまりのレベルの違いに度肝を抜かれましたね。技術もすごいし、フィットネスも、スピードや当たりも全然違うので「これは大変だ。4年間続けられるかな?」と思ってました。……